当時の、今では考えられないような無茶な旅を思い出しながら、久しぶりに“北海道一周の旅”を頭の中で再体験しています。
前回の記事では、工程表や乗車した夜行列車、そして1日目から3日目までの行程について書きました。
今回は、この旅に出るに至った理由と、4日目から7日目の様子を振り返ってみたいと思います。
■旅に出た理由
20代後半に差しかかった私は、大学卒業後に入社した会社を年末で退職しました。振り返ってみると、会社の業績が傾き始め、社内の雰囲気も少しずつ悪くなっていた時期でした(ボーナスが大幅に減ったり、住宅ローン利用者向けの相談会が開かれたりしていました)。
いま思えば“若気の至り”だったのかもしれませんが、その会社は数年後に別の会社へ吸収合併され、屋号もなくなってしまいました。
当時は、そこまで多くはないものの、それなりの貯金もあり、「辞めたあとのことは辞めてから考えればいい」と思っていました。まずは、自分が本当にやりたいことをしてみたい――そう考えて選んだのが、「鉄道で北海道を一周する旅」でした。
20代後半、これからの人生がまだ描けない、その不安と自由が入り混じった時期の旅のスタートでした。
■4日目(稚内観光 → 特急利尻で旭川へ)
札幌から夜行列車「特急利尻」で稚内へ。早朝に到着し、まずはバスで宗谷岬へ向かいました。

一旦稚内駅まで戻りバスで温泉へ向かいました。利尻富士が見えるという露天風呂に入ったのは、いまでも強く印象に残っている良い思い出です。今後の人生が見通せない中で、お風呂はもちろんですが、湯船で笑っていた地元の方など人のぬくもりにも触れられたような気がします。
稚内22時発の特急利尻で旭川へ向かいました。

■5日目(美瑛観光 → 旭川泊)
稚内22時発の「特急利尻」で旭川へ。早朝3時台に到着したはずですが、その時間帯に何をしていたのかは、もはや記憶が残っていません。
その後、旭川から富良野線で美瑛へ向かい観光。観光といっても真冬で雪が積もっており、もちろんレンタサイクルはなく、徒歩で丘を周遊。この日は旭川「旭川ワシントンホテル」に宿泊(4,050円)しました。
■6日目(再び美瑛 → 特急オホーツク)
旭川から美瑛へ。この日も引き続き、徒歩で美瑛の丘を巡りました。旅の目的の1つが、冬の美瑛の丘を味わいたいというものでしたから、今後のことは何も考えず、ただただ高揚感があったのを覚えています。
その後、札幌に戻って乗り継いだのか、旭川から直接乗ったのか記憶は曖昧ですが、夜行列車「特急オホーツク9号」で網走へ向かいました。
■7日目(北浜駅 → 釧網本線 → 根室本線 → 特急まりも)
網走から北浜駅へ向かい下車。寒さに凍えながら、ただただ海を眺めていた記憶だけが、やけにはっきり残っています。
その後はこの先どうしようかなとおぼろげに思いつつ、ただひたすら乗り鉄。釧網本線の快速「知床」で釧路へ。
さらに根室本線で根室まで。
快速「ノサップ」で再び釧路に戻り、夜行列車「特急まりも」で札幌へ向かいました。
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今思えば無茶なスケジュールでしたが、それでも当時はこれがとても楽しかったんですよね。今となってはホントに良い思い出です。
8日目以降については、この旅で感じたこと(その後の人生に影響したもの)も含めて、次回の記事(最終回)で振り返ってみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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